つつじの花も咲き終え、いよいよ梅雨入り!うっとうしい季節ですがこの時期ならではの咲き誇る紫陽花の花。我が家の小さな庭の花木も季節の移ろいを知らせてくれます。
そうそう、この紫陽花は6~7年前に次男夫婦が母の日に送ってくれた鉢植えの花です。地植えにしたら元気に赤い花を咲かせ、今ではこの枝を持ち帰って自宅で鑑賞する方も10人以上。小さなことですけれど嬉しいです。
さて、6月といえばジューンブライド、この時期になると思い出すお世話をしたカップルがいます。もう20年ほど前になりますが、上野の不忍池のそばで立ち会ったお見合いでした。
医師と薬剤師の女性というカップルでした。お二人の雰囲気に大変好印象を持って帰宅しましたが、翌日の報告にびっくりしました。
男性が女性を家の近くまで1時間以上かけて車で送って下さり、その日のうちにプロポーズというものだったのです。もちろん女性も男性に好意を持ちましたが。お返事はもう少しお付き合いをしてからということで順調なスタートを切ったのです。
ところが、楽しいデートを繰り返すうちに、男性のお母様の方から様々なクレームの嵐です。
女性も地方では名士の家柄ですし、概ねの習い事も習得していました。しかし、田舎の習い事では気に入らなかったようです。あれこれ繰り返しの難題にとうとうお二人はご縁がなかったと別れることになりました。泣く泣くという状況でした。その後何名かお見合いを勧めたのですが、どれもうまくいきません。しばらくそっとしておくことにしました。心の傷が癒えるのを待つほかないとご両親とも話し合ってのことでした。
それから2年近くたったでしょうか。女性の方から本当に久しぶりに電話がありました。
何と!別れたお見合い相手の男性から、突然連絡があったそうです。まだ一人でいますか?と。彼もそのあとご縁に結びつかず、彼のお母様もすっかり反省され、すべて許す気持ちになったというのです。
というわけで、そのあとはみんなに祝福された結婚式を挙げたのです。
お見合いでもこんなエピソードもあるのですよ。
出会いの形はいろいろです。お見合いという形を敬遠し続けている方も一度トライしてみては?結婚までの迷路を楽しんでみてはいかがでしょう?