今年の母の日は何を贈りましたか?あるいは何をいただいたでしょうか?
母の日が来るたびに私は今は亡き母への感謝と少しばかりの後悔を感じ続けています。
今の私は息子たち夫婦から心のこもったプレゼントをいただく身となり、その都度自分が行った親への感謝の仕方を反省するのです。
さて、私が二人の息子(夫婦)からいただいたプレゼントは数多く、それぞれが私の嗜好や心情に寄り添ったものばかりであり難い限りですが、その中で胸に迫ったプレゼントの一つをご紹介しましょう。
今から12~3年前、二男が転職をするため会社を辞め、資格を取ろうと勉強に励んでいた時代です。資格はなかなか取れず、1年2年と時は経過していきます。彼はお金のない中での母の日のプレゼントを用意してくれました。思わず胸が熱くなりました。
CDを2枚、私の好きそうな曲を詰めて、コピーした歌詞カードも添えて自ら作成してくれたのです。そのプレゼントは母の日だけでなく誕生日にも続きました。(写真参照)
最近結婚したがらない若者が増えているようですが二男は結婚し、妻の内助の功もあり無事司法書士の資格も取ることができました。開業をしてどうにか生活も落ち着いた時には何とピンクのウオークマンに歌曲をダウンロードしてプレゼントしてくれました。
私の息子自慢に聞こえてしまったらごめんなさい。プレゼントの形は金額ではないということです。それから、ぜひ言いたいことはこの切なさを持った喜びは母親になってこそ味わえるものだということです。結婚しない人生もありでしょう。子供のいない人生もあります。ただ20代、30代の方々が初めから人生を決めたようなお一人様路線を選択しないでほしいのです。結果的にそうであることは仕方ありませんし、それなりの意味もあるでしょう。
人生の目標や家庭生活のイメージをもって、一緒に歩んでいくパートナーと出会ってください。母の日に送りたいメッセージです。