
『ひょんなことから結婚相談の世界へ』
はじめは本当に畑違いの公文式の教室をずっとやってたんですけどね。ひょんなことから、「自分に娘さんを頼みたい」とお願いされたこともありまして、こういう仕事おもしろいかなと、それがきっかけですかね。それが本当に30年前なんです。
最初は今のようなネット社会じゃなかったものですから。本当に人と人、結びつけるということは、印刷物に写真を載っけて、プロフィールを書いて。それをコピーをしたのを、みんなで交換しながらやってきたんです。それで、あちこち歩きましたし、それを、昔の仲人さんの名残りと言うか、そういったことがかなり大きく残ってたんですけど。いつからか、始めて5年ぐらいしてからが、インターネットっていう、時代になってしまったんです。
『インターネット結婚相談の時代へ』
インターネット以前の時代から、皆さん入会した方が登録をする、会員として登録をすること自体に、すごく抵抗があったようなんです。「顔写真が載って、みんなのところに回るんじゃないか、みんなに知られてしまうのではないか」と。ですから、結婚相談所に入ること自体にもすごく抵抗があった時代だったんです。それが今度インターネットということになりますと、インターネットだって「ネットは怖い」という思いが皆さんあったようでした。かなり拒絶反応をされた方もいらっしゃいました。でも、そのうち本当に、徐々にですけれども、「掲載してもいいですよ」、「顔写真出してもいいですよ」っていう形になってきたんです。


『今だからこそFaceToFace仲人を』
やっぱり顔と顔が合うっていうことですかね。ネットだけでは、見えない部分っていうのがすごくあるわけです。『顔を見るということ、それと声を聞く。それと人柄に触れるという』これは大事なことなんじゃないかと思います。
ざっと簡単に言えば、ある意味、私たちの手作りというか、昔からのやり方そのものっていうのは、ある意味本当のアナログですけどね。そういったものの部分と、かなり進んだ(語弊があるかもしれませんが)都会のやり方は、結構、機械的にこなす方たちもいらっしゃるようです。仕方がないことなんですけどね、収益を考えたら、そうせざるをえない部分っていうのがあるんでしょうけれども。そこのやり方に、合う人合わない人ってもちろんいらっしゃるので、合わない方は疲れて、帰ってきて、こういうほうがいいかな、アナログの部分のほうがいいかなって言うことで、訪ねてくださる方も居るということでしょうかね。
『親御さんからのご依頼も』
親御さんからご依頼は昔からですが、昔は特にですね。今よりもご両親から、ご夫妻でこちらへ訪ねて来られる方がほとんどでした。
今は比較的個人、本人が訪ねて来るっていうのも、多くはなりました。それだけ結婚相談所っていうものに対して、昔のような壁はなくなってきたって言うことでしょうかね。拒絶しようとか、そういった、拒否しようとか、そういう、受け入れやすくなってきたって言うことでしょうかね。
